【macOS Big Sur版】MacBookAirの初期化・再インストール手順

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メルカリで出品する前に、安全のためにMacbook Airのデータを削除する必要があります。この記事では、初期化して発送するまでの手順を共有します。Macbookを売りたい!でもどうしたらいいの?という方の参考になれば幸いです。

スペック

今回記事の対象としたパソコンのスペックは以下のとおりです。

  • 機種名:MacBook Air (Retina, 13-inch, 2020)
  • 機種 ID:MacBookAir9,1
  • カラー:ゴールド
  • メモリ(RAM):8GB
  • プロセッサ(CPU):Intel Core i5
  • ストレージ(ROM):256GB SSD
  • OS:macOS Big Sur 11.4
  • キーボード配列:日本語JIS

CPUをCorei3→Corei5に換装したモデルです。 2020年3月にアップルストアで購入しました。修理歴はなし。

大事に大事に使っていましたが、この度2020年11月に発売されたM1チップ搭載の同色Macbook Airを購入したため、お役御免となりました。いままでありがとう……。

参考情報

手順を進めていきます。今回参考にした情報は以下の公式サイトです。最新バージョンへの対応も(当然ながら)早いので、本記事と合わせて読んで頂くと確実です。

support.apple.com – Mac を売却、譲渡、下取りに出す前にやっておくべきこと

これに従ってやっていきましょう。

ハードドライブを消去する

まずはパソコンのハードディスク(記憶領域)を消去します。

1. バックアップを作成する

バックアップの取得は、macOSに初期搭載されているTime Machineを使うのが便利です。

Time Machine で Mac をバックアップする

よっぽどのことがない限り、バックアップを取得したほうが無難です。

私は過去3回、「大丈夫大丈夫!」とバックアップを取らなかったばかりに大きく後悔したことがあります。インターネットからうまくOSがダウンロードできずに、メルカリやヤフオクでOSインストールDVDを探し回るのに3日〜1週間ほどかかりました。さらに、うち1回は完全に復旧不可のまな板状態となってしまい、ジャンク品として出品せざるをえませんでした……。

macOS Mojave 以前で iTunes からサインアウトする

今回はバージョンがmacOS Big Surであり、必須でないので実施しません。

とはいえ、「実施しちゃだめ」というわけではないので、不安な方はサインアウトしておきましょう。

iCloud からサインアウトする

iCloudからのサインアウトはかならずやっておきましょう。

  1. 左上のアップルロゴから「システム環境設定…」をクリックし、開きます。
  2. システム環境設定画面で、「Apple ID」をクリックし、開きます。
  1. Apple ID画面で、左側のリストから「概要」をクリックします。
  2. 左下の「サインアウト…」をクリックします。
  1. iCloudデータのコピーをMac上に残すかどうかを問われます。結局消去するのでどちらでもよいですが、Appleのサポートページでは「コピーを残す」方法が紹介されているので、この手順でもチェックを入れたまま「コピーを残す」をクリックします。
  1. Apple Payを設定している場合は、カード情報の削除について確認されます。残す事はできないので、「サインアウトしてカードを削除」をクリックします。
  1. “Macを探す”をオフにするために、Apple IDのパスワードを入力します。
  2. 「続ける」をクリックします。
  1. Apple IDの初期登録画面が表示されたら完了です。

iMessage からサインアウトする

こちらも実施しておきます。

  1. アプリケーションフォルダからメッセージ.appを開きます。

※見つからない場合は、〈Command+スペースバー〉をクリックし、「メッセージ」と入力して検索しましょう。

  1. メッセージアプリを開いたら、左上の「メッセージ」タブから「環境設定…」をクリックし、開きます。
  1. 環境設定画面で、上部の「iMessage」タブをクリックし、開きます。
  2. 「サインアウト」をクリックします。
  1. 確認画面が表示されますので、「サインアウト」をクリックします。
  1. iMessageの初期設定画面が表示されたら完了です。

NVRAM をリセットする

NVRAMリセットを行い、メモリ上の個人設定なども削除しておきます。

※NVRAMリセットって何?というかたは、こちらの公式解説がわかりやすいです。
 support.apple.com – Mac で NVRAM または PRAM をリセットする

  1. 左上のアップルロゴをクリックし、「再起動…」をクリックします。
  1. 画面が消えて真っ黒になったら、ただちに以下のキーを同時に押し、20秒ほど押し続けます。
    1. 「option」(オススメ:左手親指)
    2. 「command」(オススメ:左手中指)
    3. 「P」(オススメ:右手小指)
    4. 「R」(オススメ:右手親指)
  2. 「じゃ~ん」といういつもの起動音が2回聞こえたら、手を離してOKです。
  3. 再起動が完了したら、いつものようにログインして完了です。

今後も使う Bluetooth デバイスのペアリングを解除する

(必須じゃないけどあとから面倒になったら嫌なので)やりましょう。

  1. 「システム環境設定」から「Bluetooth」をクリックし、開きます。
  1. 検出されたデバイスリストにマウスを載せると、バツ印「×」が出てくるので、クリックします。
  1. 消去を確認されますので、「削除」をクリックします。
  1. 「デバイスを選択」→「削除」を繰り返し、デバイス欄が空になったら完了です。
    ※削除できない未接続のデバイスが表示されることがありますが、それは気にしなくてOKです。

macOS を再インストールする

さて、初期化の準備が整いました。ここからが大仕事です!

とはいっても、macOSの優秀なアプリケーションのかげで手順はさほど多くないので、安心してください。

ここからは以下の手順に従います。

support.apple.com – Intel 搭載の Mac を消去する方法

初期化ツールの表示

  1. 端末を再起動します。
  2. ただちに〈Command+R〉を押し続けます。画面にアップルロゴが出てきたら、離してOK。
  3. 初期化ツールの言語選択画面が表示されたら完了です。

※もしいつものログイン画面もしくはデスクトップ画面が表示されてしまったらやりなおしです。一度「システム終了」し、起動ボタンを押したらただちに2. の手順を行います。

HDの消去

  1. 初期化ツールの言語選択画面で「日本語」を選択し、「→」をクリックします。
  1. ユーザを選択し、「→」をクリックします。
  1. パスワードを入力し、「続ける」をクリックします。
  1. 復旧画面で、「ディスクユーティリティ」を選択します。
  1. 「Macintosh HD」を選択します。
  2. 右上の「消去」イメージをクリックします。
  1. 名前とフォーマットはデフォルト値のままで変更せず、「ボリュームグループを消去」をクリックします。
  1. 消去が開始されます。サイズによりますが、5~30分程度で完了します。
  2. 「操作が完了しました」という画面が出たら、「完了」をクリックします。
  3. 消去完了後は、画面左上の「×」印をクリックし、復旧画面に戻ったら完了です。

OS再インストール

  1. 本体が電源アダプタに接続されていることを再確認してください。失敗すると取り返しがつかないため。
  2. OSはインターネットからダウンロードするため、本体をインターネットに接続します。
  1. インターネットにつながったら、「macOS Big Surを再インストール」をクリックします。
  1. 「続ける」をクリックします。

※ここで「復旧サーバに接続できませんでした」と表示されたら、Wifiの接続タイミングが遅かった可能性があります。Wifiに接続されていることを確認して、もう一度クリックします。

  1. 規約に同意します。「同意する」をクリック。
  2. 2回聞かれるので、もう一度「同意する」をクリック。
  1. インストールの対象ボリュームを確認されます。「Macintosh HD」を選択し、「続ける」をクリック。
  1. インストールを気長に待ちます。
    ※この画面では2時間30分と表示されていますが、結局1時間程度で終了しました。
  1. 初期設定画面が出てきたら、無事再インストール完了です!
  1. 工場出荷状態で人手に渡したいので、設定は進めずにそのままシステム終了させましょう。〈Command+Q〉を押し、出てきた確認画面で「システム終了」をクリックします。
  1. システム終了ができたら作業は完了です。次の使い手が気持ちよく使えるよう、パソコンのほこりや指紋などををきれいに清掃しましょう!

この記事は以上です。ご覧いただきありがとうございました。

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