⚠️ 2026年追記:この記事は2021年(macOS Big Sur / Apple M1)時点の手順です。WineskinServerはその後も更新が続いており、最新版では手順が一部異なる場合があります。また、macOS Monterey以降やM2/M3/M4チップ環境では動作しないゲームが増えている点にご注意ください。基本的なセットアップの流れは参考になりますが、最新情報はWineskinServerのGitHubでご確認ください。
この記事でわかること
- WindowsのみのPCゲーム(吉里吉里2/KAG3エンジン製)をMacで動かす方法
- WineskinServerのインストールとセットアップ手順
- 日本語フォルダ名・ファイル名への対処法
環境
- macOS Big Sur 11.4
- MacBook Air(Apple M1, 2020)
WineskinServerとは
WineskinServerは、macOSでWindowsアプリを動かすためのオープンソースツールです。Apple M1・Big Surに対応しており、無料で利用できます。
今回は「吉里吉里2/KAG3」エンジンで作られたノベルゲーム(Windows向け .exe ファイル)を対象に手順を解説します。同エンジンのゲームであれば同様の手順で動作します。
手順1:Homebrewをインストールする
WineskinServerの推奨インストール方法に必要なため、まずHomebrewを導入します(すでに入っている方はスキップ)。
- brew.sh にアクセスし、「Install Homebrew」のコマンドをコピー
- ターミナル.app を起動(Spotlight検索で「ターミナル」)
- コピーしたコマンドを貼り付けて Enter
- インストール後、表示される
echoコマンドをターミナルに貼り付けてパスを通す - ターミナルを再起動し、
brew helpでエラーなく表示されればOK
手順2:WineskinServerをインストールする
- WineskinServerのGitHub を開き、README内の「How to install」のコマンドをコピー
- ターミナルにコマンドを貼り付けて Enter
- 「Wineskin Winery.app」が作成されたら完了
手順3:Wineskinをセットアップする
Wineskin Winery.app を起動すると小さなウィンドウが表示されます。

エンジン(Engine)を追加する
- 「New Engine(s) available!」の左の「+」をクリック
- 一番上の「WS11WineCX…」を選択し「Download and Install」
- リストに追加されたらOK



ラッパー(Wrapper)を更新する
- 「Update」をクリック → 自動選択 → 「OK」
起動ファイル(Wrapper)を作成する
- 「Create New Blank Wrapper」をクリック
- アプリ名を英数字で入力(例:
neversista) - Finderで作成されたアプリが確認できればOK

手順4:日本語ファイル名を英数字に変更する
日本語のフォルダ名・ファイル名のままインストールしようとするとエラーが出ます。必ず英数字に変更してから進めてください。
- フォルダ名:日本語 → 例)
neversista - ファイル名:日本語.exe → 例)
neversista.exe
ゲームフォルダはユーザーのホームディレクトリ直下に置くと安全です(階層が深いフォルダは影響が出ることがある)。
手順5:ゲームをWineskinにインストールして起動する
- 作成した起動ファイル(例:
neversista.app)をダブルクリック - Wineskinダイアログで「Install Software」をクリック
- インストール不要のゲームは「Copy a Folder Inside」を選択
- ゲームのフォルダを選択 → 実行パスが生成される → 「OK」
- 再度
neversista.appをダブルクリックしてゲームが起動すれば完了!




まとめ
WineskinServerを使えば、吉里吉里2/KAG3エンジン製のWindowsゲームをMacで楽しめます。手順のポイントをまとめると:
- 日本語のフォルダ名・ファイル名は必ず英数字に変更する(ここでつまずく人が多い)
- Engineは最新の「WS11WineCX…」を選ぶ
- フォントがガビガビになる場合はこちらの記事も参考にどうぞ
本記事が積まれたゲームを崩すきっかけになれば幸いです。


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