らくらくスマートフォンからiPhoneへの機種変更を実施しました。
らくらくスマートフォンはかなり古い機種……。ウチにはパソコンやSDカードの読み取り機材なんかないけど、どうやったら良いの?
……ご安心ください! 本記事では、パソコンもSDカードもいらない、データ移行方法についてシェアします。ポイントは、ドコモ店舗にひっそりと存在するアレを活用することです。
機種変更の準備のポイントやSIMカードの切替について詳しく知りたい方は、ぜひ前回記事をご覧ください。
データ移行のパターン
ドコモ機種において、データ移行の方法は大きく3パターンあります。
- 「ドコモデータコピー」アプリを使ったデータ移行
- PCを使ったデータ移行(SDカードにデータ保存→PCから読み取り)
- 「DOCOPY(ドコピー)」を使ったデータ移行
まず、「1」の方法は、らくらくスマートフォン3は非対応のため、実施することができません。後続のバージョンであれば利用可能な場合もあるそうですが、あいにく3なので……。
ドコモデータコピーアプリを利用できる機種の場合は、公式サイトに詳細情報がありますのでご参照ください。
また、「2」の方法は、SDカードリーダを用意する必要があります。あいにくウチにはそういった品物がなかったのでこの手順もNGです。ご自宅にリーダがあれば一番はやい方法です。
そんなわけで、私は「3」のドコピーを利用しました。持ち込みで機種変をされる場合はこちらがお手軽だと思います。
ドコピーって何?
「ドコピーって何?」
https://www.nttdocomo.co.jp/support/docopy/
カメラ画像(ピクチャ)
送受信メール(iモードメールやドコモメール(ローカル)のデータ)
ムービー(動画)
SDメモリーカード内データの移行
お気づきでしょうか。電話帳や写真だけでなく、「SDメモリーカード内データ」もまとめて移行できるのです!
「移行する前にSDカードにデータを移さなきゃ……」とか、「このアプリはSDカードだったかな?本体だったかな?」と考える必要がないのです。これは嬉しい。
ドコピーを使う!@店舗
さて、ドコモ店舗でSIMカードを切り替えたら、そのまま「ドコピーはどこですか」と店員さんに訪ねましょう。たいていの店舗には置いているようです。
「らくらくスマートフォン3」のUSBデバッグモードを有効にする
「え、何!?」って思いました? 私も思いました。ここから先、データをコピーするには、らくらくスマートフォン3で行うちょっとテクニカルな前準備が必要です。どうしてこういう仕様にした?
とくに危ないことは無いので、こちらの手順に従って隠しコマンドを入力するだけでOKです。(この作業をやることで、私や悪い人がデータを盗み見る、なんてことは絶対にありえないのでご安心を)不安な方は、作業後に設定をもとに戻せばよいです。
1. 開発者向けオプションを表示する
画面下の「設定」ボタンをタップ。
さらに下にスクロールして、「その他」をタップ。
下の方にある「端末情報」をタップ。
「ビルド番号」を、連続で複数回タップします!
画面下部に “開発者向けオプションを表示しました!” の表示が出ればOKです。
2. USBデバッグモードを有効化する
「開発者向けオプション」が表示されたら、一度ホーム画面に戻ります。
再度、画面下の「設定」から、「その他」をタップ。
さきほどタップした端末情報よりさらに下、「高度な設定」をタップします。
「開発者向けオプション」をタップします。
この画面で、「USBデバッグ」にチェックを入れます。
これで事前準備完了です。あらためてドコピーに向かい合いましょう。
新旧のスマホをドコピーに接続する
ドコピーの画面で、「コピーもと」と「コピーさき」の機種をタップします。
そうすると、画面上に指定の番号が出ます。指定された番号のケーブルに、らくらくスマートフォン3とiPhone8をつなぎます。
ふたつの機種が正しく認識されたら、データコピーする対象を選択し、「スタート」を選択します。
あとは待つだけ。下の写真のように、完了画面が出たらOKです。
このとき、作業時間も含めて20分ほどで完了しました。
ドコピーのケーブル収納部分にケータイを入れて鍵をかける事ができますので、画像が500枚以上あるなどデータが多量の場合は、その場を離れて別の用事を済ませることもできます。
まとめ
本記事では、ドコモの店舗にある「ドコピー」を利用して、らくらくスマートフォン3からiPhoneにデータを移行する手順について解説しました。
この記事が誰かの役にたてば幸いです。
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